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Caltanissetta カルタニセッタ地域 (カルタニセッタ)
* TENUTA DELL'ABATE アバーテ社
アバーテはシチリア島の中腹部、カルタニセッタの町から数キロ離れたコントラーダ・ジッファッローネに、地形や地質の異なる2つのぶどう畑を所有します。現オーナーはルイジ・ロマーノ。彼の祖父がこの地を所有したのは1998年とまだ日が浅いが、数年にわたりぶどう畑に適した標高、土質を研究、探索し、日当たりのよい斜面を最大限に利用し作付していきました。彼らの作る農作物は全てにおいて、化学的な物質の使用を排し、自然な環境の中で行われます。これらは品質の向上を可能にすると同時に、味わいや香り、作物そのものを純粋なものとさせました。畑は合わせると62haもの広さになります。発酵中、浮いてきた果帽を液面化に押し下げるフォッラトゥーラという作業はあえて機械で行わず、大変でも人の手(目)によってその状況を判断しながら行います。綺麗な味わいの中に親近感を覚えるアバーテのワインの理由はここにあるのかもしれません。
取扱いワイン ; ”Xib" Spumante Grecanico, Inzolia "Lissandrello", Chardonnay "Terre di Parco"
Grillo/Viognier "Terre di Parco", Traminer/Sauvignon/Viognier "Terre di Parco"
Cabernet Sauvignon "Lissandrello", Nero d'Avola "Terre di Parco"
Syrah/Nero d'Avola/Cabernet Sauvignon "Lissandrello"
"Giffarro" Sicilia Rosso, Vino Dolce Tardiva Traminer/Sauvignon
Siracusa シラクーサ地域 (シラクーサ)
* CANTINE GULINO グリーノ社
シチリア南東部。かつてアテネに匹敵するほど繁栄したと言われるシラクーサと中世の街並みを色濃く残すオルティージャ島。その対面に大きく突き出たマッダレーナ半島の中央ファヌーサにカンティーネ・グリーノはあります。なんと耕作地の標高説明には海水面と書かれてある、ワイン用ブドウの栽培地としては特異な環境ですが、半島ゆえに南北から性質の異なる風が絶えず吹き交うため、灼熱の大地での耕作を可能とするそうです。
1793年、5代前からこの土地と建物、醸造所を取得し、代々ブドウ作りを続けてきたグリーノ家。1995年に現当主セバスティアーノが古来の住居群を再建造し、現在の形となりました。半島の先端部にあるプレンミーリオの地域が海洋保護区に指定されていることで、取り分け厳しい有機での農業を強いられますが、小規模ならではの細やかな取り組みが耕作を可能としています。
ブドウ畑はというと、ファヌーサ(16ha)では古来より栽培を続けてきたモスカートとネーロ・ダーヴォラを。30kmほど南下したノート県ブルジオ(Burgio/4ha)の畑ではインツォーリアとフィアーノ、絶滅品種とされるアルバネッロを栽培。地場ぶどうでありながら低収量で栽培が難しく淘汰されたが、セバスティアーノが文献よりその可能性を見出し本格的な栽培を開始。現在1.5haまで拡大させています。合計すると20haほどのブドウ畑から年間7万本ほどを生産しています。
盾を表したワインラベルは中世から培われてきた伝統と誇り、歴史を守り抜くという堅い意思を表し、ワインの名はそれぞれに意味を含みます。
取扱いワイン ; "FANIA" Inzolia-Fiano, "AKRAM" Chardonnay, "PRETIOSA" Albanello
"FANUS" Syrah-Nero d'Avola, "DRUS" Nero d'Avola
"DON NUZZO" Moscato di Siracusa, "JARAYA" Moscato Passito di Siracusa
"SALIENS" Moscato Spumante